我が家が今めちゃくちゃ推している「はたらく細胞」!
「免疫」や「酸素運搬」など、体の中で起こっている私たちには見えない感じられない体内の動きを、
個性豊かなキャラクターたちのストーリーでわかりやすくそして面白く描かれているのが漫画「はたらく細胞」です。
そんな「はたらく細胞」、
いまTVでアニメが放映されていたり、幼児〜小学生向けに絵本になっていることを知っていますか?
今回は幼児の知育にもおすすめの「はたらく細胞」についてご紹介していきます。
はたらく細胞とは?
人の細胞の数、およそ37兆個(新説)。
【出典】https://hataraku-saibou.com/story/intro.html
細胞たちは体という世界の中、今日も元気に、休むことなく働いている。
酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球……。
そこには、知られざる細胞たちのドラマがあった。
はたらく細胞とは、漫画家・清水茜さんが月刊少年シリウスで連載されていた漫画です。
体内で休みなくはたらく細胞たちの活躍を個性豊かなキャラクターとドラマ性で描いており、テレビアニメだけでなく映画化・舞台化、ノベライズやスピンオフなど、
さまざまなメディアミックスを果たしています。
実際にマンガやアニメを見て、免疫や体の仕組みがわかりやすく理解できるなと感じました!
あと単純にめちゃくちゃ面白い!!!
2016年には「このマンガがすごい!」にも第六位でランクイン、
2017年にはフランスの新聞「ル・モンド」が「この夏推薦する図書リスト」に選出されていたり、国内外で高く評価されています。
東大医学科の授業にも引き合いにだされるほどだそうです。
アニメ「はたらく細胞」は幼児には早い?怖い?4歳と一緒に見た結果
そんな楽しく学べる「はたらく細胞」、
NHKEテレで放映されているので4歳の息子と一緒に見ています。
怖そうな細菌やウイルスが登場したり、白血球が細菌をやっつけるシーンは出血描写があるので苦手な子がいるかもしれません。
うちの4歳息子は思ったより平気そうに見ていました。
戦いシーンや出血シーンはリアルなグロさはなく、コミカルに描かれているためかもしれません。
はたらく細胞の赤血球ちゃんや血小板ちゃんがかわいい!
「はたらく細胞」には絵本もある!全幼児におすすめしたい理由
アニメが苦手なお子さんには、絵本をめちゃくちゃおすすめします!
はたらく細胞の絵本を全幼児におすすめしたい理由は
- やさしいイラストや描写・セリフで全くこわくない
- 漫画のように絵が多く、体内で起こっていることのストーリーがつかみやすい
- 絵本4巻では予防接種がなぜ大切か、熱中症ってどうなっちゃうの?が幼児でもわかりやすい!
やさしいイラストや描写・セリフで全く怖くない
アニメは出血描写や演出が幼児には怖いかもしれないと思いましたが、
絵本では
- 出血描写なし
- ウイルスを倒すシーンも「ぽかぽかぽか」とやさしくウイルスたたいてやっつける
ので、マイルドな描写になっています。
アニメ・アンパンマンレベルのマイルドさ!
また、マンガやアニメでは
細菌やバイキンをやっつける白血球さんやキラーT細胞さんたちは「殲滅しろ!」「細菌は○ね!!」のように
あまり幼児に真似して欲しくないセリフを多用しますが、
絵本では「やっつける!」のように優しいセリフに変更されていました!
イラストのタッチもほんわかやさしいので怖さは感じられず、就寝前でも穏やかに読むことができます。
うちの子、アニメは怖がるかも・・や激しいセリフを真似して欲しくない、と心配な場合は絵本から入るのがいいと思います!!
マンガのように絵が多く、体内で起こっていることのストーリーがつかみやすい
第4巻では熱中症や、予防接種についてのお話が載っているのですが、
マンガ風の絵本なのでイラストが多く、4歳でもある程度体内で起こっていることが理解できるようになりました!
おうちでやっている「はたらく細胞」ごっこでは、
「記憶細胞くんがT細胞くんに細菌のデータを渡して、武器をつくってやっつける」ということをするようになりました!笑
4巻では予防接種の大切さ、熱中症での体内でのようすが幼児でもわかりやすい
4巻では「熱中症/おたふくかぜ」の2本の物語が載っています。
お話では熱中症になったら体の中が大変だ!ということがわかったり、物語の後のコラムを読むと、
熱中症対策では「牛乳は熱を生み出すので熱中症対策にはならない、水よりお茶の方が対策になる」ということが書かれていたのを読んで
牛乳ばかり飲んで全くお茶を飲みたがらない息子がお茶を飲むようになりました!
また、おたふくかぜの物語では
予防接種は体の中の訓練、訓練のおかげで体の中でおたふくかぜにたいして武器を作ることができて、おたふくかぜのウイルスをやっつけることができます。
予防接種は痛くていやだけど、でもとっても大切なことであることが小さいおこさんでもお話の中で理解できるようになります。
息子もめちゃくちゃ予防接種を嫌がるんですが、このお話を見て
お医者さんごっこのときに「痛いけど、体のなかのくんれんだよ〜がんばって〜」
というようになりました!笑
予防接種の大切さがわかってきたのかなと感じました!
絵本「はたらく細胞」で学べることは?
絵本「はたらく細胞」は2024年7月1日現在、第1巻から第6巻まで発売されています。
その内容は
第一巻 絵本はたらく細胞 ばいきんvs.白血球たちの大血戦!
第二巻 絵本はたらく細胞2 超強敵!インフルエンザと食中毒
第三巻 絵本はたらく細胞3 はじめての敵!新型コロナウイルス
第四巻 絵本はたらく細胞4 注射はこわくない!熱中症とおたふくかぜ
第五巻 絵本はたらく細胞5 身近な病気とケガ かぜとたんこぶのひみつ
第六巻 絵本はたらく細胞6 おなかのなかで乳酸菌が大活躍!
でした!
第一巻では「くしゃみ」「すりきず」について
どの巻も子どもたちの身近な内容になるので、細菌やウイルスを正しく怖がるためにもぜひ読みたい内容だと感じました!
第二巻ではインフルエンザや食中毒といった身近かつかなり症状が辛いものを扱っています。
幼児が各細胞が複雑に連携してウイルスや細菌と戦っているので、その詳細を理解するのは難しそうですが、
「細胞さんたちが力を合わせてみんなで戦ってくれている!」といったようなかんじでわかってくれるようです。
第二巻をよんだお子さんが、「細胞さんが戦えるように!」と好き嫌いせずに頑張って食事をとるようになったとの声もありました。
第三巻では新型コロナウイルスについて。
園や学校・職場で大流行が怖いコロナウイルス。
潜伏期間やコロナウイルスが引き起こす味覚嗅覚障害、血栓症など
その特徴がわかりやすく描かれており、免疫細胞さんたちの活躍や闘いをみてコロナウイルスの症状や怖さが伝わりそうです。
第四巻は熱中症とおたふくかぜについて。
熱中症重症者になったとある「人」のからだの中で起こったこと、そして点滴によって細胞さんたちが回復し体を救うことができたお話でした。
おたふくかぜのおはなしでは予防接種の大切さがよくわかるお話でした。
第五巻はかぜやたんこぶといった身近なものだけど、油断すると大変なことになってしまう2つのトピックを扱っています。
最新の第六巻は2024年6月27日に発売しました。
乳酸菌のはたらきやすがた、そして食べたものがどのように体の中を流れて栄養になっていくかについてのおはなしです。
「食事」にさらに興味をもってもらえそうな内容ですね。
話は1話完結で、どこから読み始めても問題ないため
お子さんが興味をもちそうな内容や伝えたい内容が含まれたものから読み始めてもよさそうです。
我が家は息子が好きな赤血球ちゃん、白血球さん、血小板ちゃんの3人が表紙に描かれていた4巻から読み始めました!
第四巻の内容は、まだアニメで見たことのない内容でしたが、興味をもって楽しんで読めていました。
まとめ|絵本「はたらく細胞」で楽しく、正しい知識をもとう
はたらく細胞について、とくに絵本についてご紹介しました。
体の中の話を知ることで、
手を洗うこと、よく食べること、よく眠ること、怪我や病気にならないように気をつけること
のなど、普段の予防の大切さが幼い子どもにもよく伝わると思います。
怪我や病気について知識をもち、正しく怖がること、
そして体の中には自分自身を助けてくれるたくさんの強力な味方がたくさんいるんだよと知ってもらえれば
これからの人生でいちばん役にたつ最高の知育なのではないかなと思います。