5歳の壁とは?中間反抗期への親の接し方と対処法5選

子育て

5歳の壁」という言葉を聞いたことはありますか?

年中・年長さんごろに現れる反抗的な態度のことを「5歳の壁」や「中間反抗期」というそうです。
幼い弟や妹へいじわるな態度をとってしまうこともあるそうです。

今回はそんな年中・年長さんの「5歳の壁」について、

・5歳児の成長
・5歳の壁、中間反抗期の特徴
・親子で乗り越える5歳の壁・中間反抗期への対処法

について調べてきたのでご紹介していきますね。

5歳児の成長

年中~年長にあたる5歳児さんの成長を簡単に紹介します。

・男の子

身長110.5cm
体重18.9kg

・女の子

身長109.8cm
体重18.5kg

【参考】厚生労働省:21世紀出生児縦断調査(特別報告)結果の概況https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/syusseiji/tokubetsu/kekka03.html

言語能力があがり、文章で自分の気持ちを伝えることができたり、文字を理解して絵本を自分でよんだりできるようにもなってきます。

理解力や記憶力も発達し、社会的なルールだけでなく遊びのルールを理解で切るようになったりと、論理的思考が定着していきます。

体力もついてきて、大人と同じくらいの速さで歩くことができるようになってきます。

運動能力が発達し跳び箱や平均台、縄跳びなどができるようにもなってきます。

お友達へ思いやりの気持ちが深まっていき、相手の気持ちに共感したり、察するようにもなってきます。
年下の子どもに優しくしたり、気にかけたりできるようにもなってきます。

また、トラブルに発展する前に言葉で解決しようとしたり、喧嘩をしても自分たちで解決できるようになってくる年でもあります。

5歳の壁・中間反抗期とは?特徴や理由

5歳の壁・中間反抗期の特徴

年中・年長にあたる4、5歳の子どもたちは、これまでの成長によってコミュニケーションがとりやすくなってきた一方で
自分の意思や考えも育ってきており、プライドが高い時期と言われています。

また、2〜3歳の「イヤイヤ期」と比べると言語能力が発達しているため、口答え・乱暴な言葉などを使って反抗することが多いです。

  • 弟や妹が生まれてから癇癪や意地悪、わがままが増えた
  • 怒ったり泣いたりなどの癇癪
  • 嘘をつく
  • 注意や声掛けを無視する
  • 気に食わないと大人に暴力をふるう
  • 口答えや言い訳、親を言い負かそうとする

男の子は態度、女の子は言葉で反抗的な表現をする傾向があるそうです。

また、お家では反抗的な態度をとっていても、園や習い事などでは「頑張っている」「とてもいい子」と言われるというのも特徴です。

息子は4歳ですが、今まさに
「幼稚園ではやる気いっぱいで頑張っているいい子」と言われるのに家に帰った瞬間かんしゃく坊やに変貌しています・・涙

ちなみに、2、3歳に「イヤイヤ期」、そして思春期に現れる反抗期の間にあるため「中間」反抗期というそうです。

5歳の壁・中間反抗期が起こる理由

このような反抗期が登場する理由は以下のように言われています。

  • 子どもの意思が強くなり、自分で考えて行動したいから
  • 自分の好きに行動したいが、園生活や家庭で自分の思ったようにできないストレスがあるから
  • 園生活を頑張った分疲れているから
  • 園で頑張っている分、お家では甘えたいから
  • 言葉を使って問題解決をしようとしているから
  • 我慢する力がまだ未熟だから

このように5歳の壁といわれる中間反抗期ですが、常に覚えておきたいのが「中間反抗期は自立への第一歩」であるということです。
健やかに成長してきた証とも言えますよね。

園生活や日々の中で、友達との関係や先生の指示に従ったりすることで、
何かを我慢したり、ゆずったり、相手の気持ちを考えたり、今までよりももっと複雑な気持ちを味わうようになった子どもたち。

お家に帰ってからは外の抑圧や我慢から解放され、
パパやママに甘えたい気持ちが、反抗的な態度になって現れているとも言えます。

お家では甘えたりストレスを表現できるというのは
お子さんにとっての心の休まる場所、どんな態度でも許される場所としてお家やパパママを認識しているということ。

また、「4歳の壁」でも登場した「知能が発達した一方で、感情をコントロールする力がまだ未熟」というのが5歳の壁でも存在します。
感情をコントロールする力が身につくのはまだまだというのを覚えておいた方が良さそうです。

ちなみに我慢する力は、3歳から7歳くらいにかけてゆっくりと育っていくそうです。
7歳ごろまでは、我慢ができずに癇癪する姿がみられると言われています。

5歳の壁は親子で乗り越える!中間反抗期への上手い対処法

中間反抗期への対処ははっきりとした正解があるわけではありませんが、以下のようなことを心がけるようにするとよいと言われています。

子どもの言い分は最後まで話させる・聞く

愛しい子どもからの嘘や聞き苦しい口答えや言い訳、乱暴な言葉は聞いていてかなり辛くストレスを感じますよね。

「また?」「いい加減にして」と言いたくなります。

しかし子ども自身も自分の反抗的な態度をとってしまうことに動揺していたり、
ママやパパの態度や言葉・表情を見て傷ついたりしています。

遮りたくなるような子どもの言葉でも、まずはしっかり聞いて、受け止めることが大切と言われています。

また、無視したりお話をしてくれないときは
「今はお話したくないんだね」
「今はお話を聞きたくないんだね」
と意思表示と捉えて伝えるような声掛けをします。

よわまま
よわまま

私はめちゃくちゃ表情にだしてしまったり、すぐ感情的になってしまうためか

感情が表にでないパパにばかり反抗的な態度をとるようになってしまいました。
「もう知らないよ」と言ってしまったことがあるのですが、息子も怒ったときにそういうようになってしまいました。
親の姿や言葉遣いを見て、良いことも悪いことも学んでしまうということをそこでやっと理解した気がします。

息子への言葉遣いや態度に関しては、かなり後悔しています・・・

指示や命令ではなく、気持ちを伝える

「〜〜しなさい!」「〜〜して」のような子どもの行動を指示したり命令するような話し方よりも

ママは〜〜してくれると嬉しい
ことばで教えてくれたらパパはわかるから助かるよ

など、ママやパパがどう感じているかを伝えると
お子さんの捉え方がかわってスムーズにいくことがあります。

5歳くらいのお子さんたちは、まだまだ相手の気持ちを察するのは難しいです。
はっきりと「嬉しい」「悲しい」など感じる気持ちを伝えると、わかってもらえることもあります。

・例・
「叩かないでね」→「叩かれちゃうと、パパはとっても悲しいんだ」
「片付けしてね」「片付けしてくれると、お掃除がしやすくってママとっても助かるよ!」
「駐車場で走らないで」→「もしあなたが事故にあったらママ悲しいな」

できたことを認める・褒める

反抗しつつもお願いを聞いてくれたり、子どもの行動が変わったときには
かならず言葉にして認めたり褒めたりしてあげると、子どもも認められて嬉しく、その行動を今後もとりやすくなります。

どんな小さなことでもできたことを認めてあげたり褒めてあげることで、
お子さんは大好きなパパやママに自分を見てもらえていると感じて安心することができます。

・例・
食べ終わった食器をキッチンに運んできてくれたとき
「食べ終わったお皿、運んできてくれたんだね!ママとても助かるよ、ありがとう」
お子さんが怒っていたけど話を聞いてくれた
「おはなし聞いてくれてありがとうね」
「自分でごはん食べてくれたんだね!」
「靴下、自分で脱いだんだね!」

癇癪や暴力は落ち着くまで待つ

癇癪・暴力中に話そうとしても全く伝わらなかったり、むしろ癇癪や暴力がヒートアップすることもあります。

落ち着くのを待ち、飲み物を飲ませたり涙を拭いてあげて落ち着かせます。
落ち着いてきたら、穏やかに話かけるのがよいです。

今日はどうしたのかな
怒るだけじゃなくてことばで教えてくれたら、(お子さん)のことがわかるからママはうれしいよ

のようにIメッセージで話しかけるのも良いです。

まだまだ感情の言語化が難しい頃なので、うまく言葉にできないようなら
「〜〜だったのかな?」と代弁してあげたり気持ちに寄り添ってあげると、お子さんも安心できます。

いずれ暴力や癇癪よりも言葉で伝える方がはやい・楽ということに気づけるようになってきます。

反抗的な態度を責めない・他の子と比較しない

5歳の壁、中間反抗期は、自我の発達と感情コントロールの力のアンバランスさがおこしているものなので
心や言葉の発達とともにすこしずつ落ち着いてくると言われています。

わがままや反抗的な態度に対し、
大人側が強い口調や命令、指示や子供を否定するような決めつけ、他の子と比較すると
子どものプライドを傷つけて、親子の信頼の土台を崩しかねません

また、子どもと同じ土俵に立って怒ったり声を荒げたり乱暴な態度を取るのもお子さんとの信頼関係を損なう恐れがあります。

反抗的な態度や言葉は「パパやママに甘えたい」気持ちの裏返しと捉えて、どんと構えて受け流すようにしましょう。

NG例
「いつも〜〜だよね」
「いい加減にしなさい!」
「〜〜君はお片付けできてたよ」
「もう知らないよ」

子どもに決めさせる、事前に予定を伝える

伝え方を工夫してもお子さんの行動に変化がない場合は、
お子さんになにかを「決めさせる」と気持ちが変わることがあります。

「お片付けしてくれたらママ助かるなぁ」に対して行動に変化がない場合

→「このおもちゃはどこに片付けたらいいかな?」
→「このおもちゃとあのおもちゃ、ママはどっちを片付けたらいいかな?(お子さん)はどっちを片付けてくれる?」

のように

「片付ける場所」や「何を片付けるか」の決定権をお子さんに委ねると、

たとえ「片付ける」という行動は同じでも、
「自分で決める」ことができたことで、納得した気持ちでおこさんが行動できるようになります。

また、パパやママの役に立ちたいという気持ちが育っているので、命令よりお願いの方がすすんで行動してくれるようになります。

外出の予定や習い事、毎日のお風呂やごはんのときなど、
都合上お子さんの好きにさせてあげられない時がありますよね。

遊びに夢中になっているときに突然「今からお出かけするよ!」と言われても
「もっと遊びたい!」「いきたくない!」となってしまうこともありますよね。

そういう時はあらかじめ予定を伝えておくと、気持ちの切り替えがゆっくりとできるのでうまくいくことが多いです。
時計や残り時間が可視化されるタイマーなどをつかうとお子さんでも時間がわかりやすくて便利です。

・例・
「5時半になったら、一緒にお風呂に入ろうね」
「明日は朝からお出かけだよ」
「あと10分ゲームしようか」

5歳の壁とは?中間反抗期への親の接し方と対処法|まとめ

年中・年長さんごろから現れる、
5歳の壁・中間反抗期について、特徴や対処法についてご紹介しました。

・中間反抗期は、お子さんの自立への第一歩
・園や習い事ではとても頑張っていたり、いい子と言われている子も中間反抗期に多い
・社会生活を頑張っているので、家では甘えた姿を見せる
・我慢する力は7歳ごろにかけて育っていく

ということがわかりましたね。

覚えておきたい中間反抗期への対処法は

・子どもの言い分は最後まで話をさせる・聞いてあげる
・できたことを認める・褒める
・暴力や癇癪は落ち着くまで待つ
・反抗的な態度を責めたり、他の子と比較しない
・子どもに決めさせる、事前に予定を伝える

というのが効果的とのことでした。

5歳の壁、中間反抗期は親もときには辛いものですが・・・
お子さんの反抗的な態度は「パパやママには甘えてもよい」とお子さんが安心感を持っている証拠です。
信頼関係ができている証ととらえて、5歳の壁を親子で前向きに乗り越えていきましょう!

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