年少さんである3歳4歳は、園生活をスタートするお子さんも多く、自立した人間に向けての第一歩の年になります。
家族以外の社会との関わりも増え、心も体も急成長するのが年少さん。
そんな心身の急成長に、子ども自身も親自身も戸惑うことも。
また、そんな3歳4歳の年少さんの成長をよりサポートするにはどんな知育や遊びがいいかも気になります。
今回は年少さんの1年でどんな成長や発達をしていくのかをまとめました。
\この記事でわかること/
・3歳4歳の年少さんの成長や発達のめやす
・3歳4歳の年少さんの成長に合わせたおすすめの知育・遊び
3歳4歳の年少さんの成長・発達は?
園生活がスタートし、周囲とのかかわりが増えてくる年少さんは、身体の成長だけでなく、知能や精神面の成長もこれまでに比べてかなり大きいです。
早生まれ・遅生まれの成長の差が大きい年齢なので、一概にまとめられませんが
一般的な成長・発達のめやすをご紹介していきますね。
身体|身長は100センチを超えてくる子も。
年少である3歳4歳さんの平均身長や体重は以下のようになっています。
・男の子
3歳児男子 | 4歳児男子 | |
身長(cm) | 86〜100 | 100〜108 |
体重(kg) | 11〜17 | 15〜18 |
・女の子
3歳児女子 | 4歳児女子 | |
身長(cm) | 85〜98 | 98〜106 |
体重(kg) | 10.5〜16 | 14〜17 |
3歳〜4歳の1年間では、
身長は約7cm、体重はだいたい2kgの成長をするそうです。
知能|理解力がぐんと上がる
3歳4歳の年少さんは脳の成長に伴い、これまでよりも一層理解力が向上し、以下のようなことができるようになります。
- 自分が経験したことをお話しする
- 質問に答えられるようになる
- 過去・未来の時間軸に沿って物事を理解する
- 自分と他人の区別がつき、自意識が芽生える
- 簡単なルールの理解ができる(鬼ごっこやかくれんぼなども)
- 集団で遊べるようになってくる
言葉や会話が多くなり、言葉を通したイメージやそこにないものを想像しながらお話しできるようになってくるなどの想像力も養われてきています。
数の概念や比較の概念を理解したり、記憶力もアップします。
3歳4歳の年少さんはこのように様々なことを理解できるようになってきますが、
感情のコントロールはまだまだうまくできないため、イヤイヤ期とはまた違った「反抗期」のように感じられ、いわゆる「4歳の壁」が出現することもあります。
言葉|語彙がぐんと増える
話し言葉の基礎ができてきて、言葉のやりとりが不自由なくできるようになってきます。
例えば、以下のようなことができるようになってきます。
- 自分の名前が言える
- 3語文を話せる
- 時間軸を理解して話せる
- 理由を持って自己主張できる
3歳ごろでは、1700〜2000語程度の言葉を理解し使えるようになってくる、といわれています。
言葉の意味を理解して使えるようになるだけでなく
自分の気持ちや意見を言葉で伝えられるようになってきて、意思疎通がよりいっそうしやすくなります。
運動|体全体のバランスが取れるようになる
運動能力がぐんと成長する時期。
以下のような動きができるようにもなってきます。
- 体をひねってボールを投げる
- 片足でバランスをとり、ボールを蹴る
- 小さいものを指先で掴む・指先の力加減が上達する
- 鉄棒にぶら下がる、狭いところを渡るなどのバランス感覚
- 体幹が安定する
- 音楽に合わせて走る、歩く、踊る、止まる
- 走る・歩く速度をコントロールできる
- 片足ケンケンで前に進む、三輪車で行きたい方向にいくなど
バランスを崩して転ぶことも多かったのが、体幹が強くなり転ぶことも次第と減っていきます。
生活|手指を使っていろんなことができるように
理解力や指先の巧緻性が向上したことにより、生活の中で様々なことができるようになってきます。
- お箸を使って食べる
- 自分で歯磨きする
- 服をたたむ
- ハサミをつかう
- ボタンを留める・はずす
- お片付け
- だしたゴミを捨てる、よごれをふく
- 自分でトイレをする
のような身の回りのことができるようになってきて、生活力もぐんと向上します。
3歳4歳の年少さんにおすすめの知育あそび
さまざまな分野にわたって成長する3歳4歳の年少さん。
そんな年少さんにおすすめの知育遊びを、分野ごとにご紹介していきます。
数の知育遊び
- すごろく
- UNO
すごろくでは「数字の分だけ進む」だけでなく、順番やルールを守ることも学べます。
UNOは「同じ数字や色のカードを出す」だけでゲームになるので、はじめてのカードゲームにもおすすめです。
図形の知育遊び
- くもんの図形モザイクパズル
三角形と四角形の2種類のマグネットを組み合わせていろんな図形をつくる遊びができます。
三角形2枚で平行四辺形・四角形が作れる、4枚では・・・という図形の理解が深まります。
- カタミノ
さまざまな形のブロックを使っていろんな遊びができるパズルです。
遊び方も複数あり、平面図形だけでなく立体図形の認識理解にも役立ちます。
2歳ごろに購入したのですが、ようやく本来の遊び方で遊べるようになっています。
3列を埋めるパターンはサポートなしで自分で試行錯誤で解けるように。
想像力・言語の知育遊び
- ヒントゲーム
カードゲームなどの「スリーヒントゲーム」のような感じで口頭で出すクイズです。
例えば
「赤くて」「甘い」「果物」ってなんでしょう?(りんご)
のように、見た目や特徴を伝えて、答えは何か考えてもらいます。
車での送迎時やドライブ中など、息子がお話に集中できる時にたまにしています。
息子の近くにある「リモコン」をとってもらう時にわざと
「ごめん息子くん!あの黒くて四角い形の、数字がたくさん書いてあるやつとって〜!」
みたいなかんじに伝えたりしています笑
- 物語作り
こどもちゃれんじ2月号に登場した「物語作り」。
息子はまだ複数の絵を繋げて物語を作るのが難しい様子だったので、
絵本の挿絵を見ながら、「この子何してるんかな?」というかんじで聞いてみたりして考えてもらっています。
「もし、〜〜だったらどうする?」のような想像を膨らませるようなおしゃべりもするようにしています。
例えば、
カービィの動画やゲームで遊んだ時には以下のようなやりとりをしました。
もしカービィがやってきて、お家の前で倒れていたらどうする?
??
ママはカービィをお家に連れて行って、ごはんつくってあげようかな〜?
!!
(息子)くんは、カービィこたつに入れてあげる!
おふとんかけてあげるよ〜!あとは〜〜
最初は何を答えればいいか分からないみたいでポカンとしていたので例を出してあげると、
そのあとは好きなキャラクターのお話ということもあってかたくさん想像を膨らませてお話ししてくれました!
- 絵本の読み聞かせ
4歳前後あたりからは、息子も絵本で登場した物語やセリフ、ことばを日常生活やごっこ遊びで活用したりと、
息子がつかえる言葉がどんどん増えているのを実感できました。
また、読み聞かせた絵本に登場したストーリーやことば、セリフを親も日常生活でもたくさん使うようにしています。
絵本でインプットした言葉が、物語づくりやヒントゲームでも活躍します。
物語作りは、こどもちゃれんじでは年度末あたりで登場したのでやや3、4歳には高度かもしれませんが、大好きなキャラクターやおもちゃを登場させてお話をつくると大ハマりすることも。
手指の知育遊び
- ぬりえ
- 工作
- おえかき
- おりがみ
- パズル
- 工具セット
手指の巧緻性をたかめるのに「ものづくり」系の遊びはもってこいです。
塗り絵やお絵描きも、鉛筆やペンを思い通りに動かす訓練になりますよ。
まだまだ手の小さい3歳4歳さんにはさみを使わせる時は
手の大きさに合ったものを使わせると怪我しにくく、使いやすいです。
工作やお絵描きに興味がない子には、絵を完成させるパズルのおもちゃもおすすめです。
想像力を養う知育遊び
- LEGOやLaQなどのブロック系おもちゃ
- マグビルドやピタゴラスなどのマグネットブロック系おもちゃ
- 積み木
我が家にはLEGO、LaQ、ピタゴラスが1歳すぎからありますが、
小さい頃は親がつくった作品で遊んだり、適当に繋げて遊んでいたのが
3歳ごろから「車をつくる」「家をつくる」と完成を見越して組み立てることが増えてきました。
組み立てるだけでなく、組み立てた後に作品であそべるので長く楽しめます。
積み木や大きなブロック、マグネットブロックは作品が大きくなるので、お店屋さんやトミカの駐車場、カーレースのサーキットなど、ごっこ遊びや他のおもちゃと組み合わせて遊べているので、想像力が広がるのを感じます。
積み木やブロックがあれば、大型のおままごとセットがなくても
作って遊ぶことができますね!
こどもちゃれんじのエデュトイ
年少の一年を振り返りながら、息子とやってきた知育遊びについても色々と書いてきましたが、
当時の私の正直な気持ちとしては・・・
子どもの年齢に合わせた遊びやおもちゃを渡したいけど、調べる時間がない・・・
っていうか正直調べてもわからない!
でした笑
私は息子が3歳以降
ある程度生活力もつき、いろいろなことができるようになってくると
この子に何をすれば、何を渡してあげれば子どもの能力を伸ばせるのか
考えるとキリがなくなってくるように思えました。
こどもちゃれんじは長年の研究やノウハウから、年齢に合わせた「エデュトイ」と呼ばれるおもちゃを作成しています。
毎月届くこどもちゃれんじのエデュトイや絵本が、今の年齢でできることや伸ばせることを教えてくれるので
毎月参考にしています。
まとめ
3歳4歳の年少さんの発達や成長とおすすめの知育おもちゃをご紹介しました!
個人的なおすすめは
- マグネット系おもちゃ
- LEGO
- 絵本
- こどもちゃれんじ
でした!
マグネットブロックはパズル的な感じで遊べるだけでなく、
好きに組み立ててごっこ遊びやおままごとに応用できるのでかなり応用がききますし、いろんな遊びができるので飽きることなく何年も楽しめます。
我が家にあるピタゴラスは、1歳ごろに買ってから4歳の現在まで現役のおもちゃです。
LEGOも2歳ごろからお家に置いてありますが、
年少さんの夏頃から自分で想像して組み立てることができるようになり、楽しんでくれています。
こちらも長く遊べるおもちゃなので、買って損はなかったなとおもいます。
子どもと遊ぶのが苦手なので大人も一緒に楽しめる遊びだと苦痛がなく助かっています。
興味をもった本や絵本は対象年齢はあまり気にせずにどんどん読んでいます。
(一時期は免許更新でいただいた交通教本が寝かしつけのお供でした笑)
絵本で登場した言葉やストーリーが日常生活で息子が使うことがあり、息子が絵本からたくさんの言葉や物語を吸収しているのを実感しています。
3歳4歳の今、
子どもに何をさせたらいいか・どんなおもちゃがあったらいいか迷ったり自信がないときには
こどもちゃれんじが一番おすすめです。
楽しく遊んだり、年齢にあった絵本が読めるだけでなく、さまざまな分野の学びもあるのでかなり良いです。
息子はこどもちゃれんじのおかげで「ひらがな」がかなり読めるようになったと思います。
お子さんに合ったおもちゃで、無限の可能性を広げて行けますように。